「財産の分け方で、相続税が２倍違う！」　

相続税がかかるご夫婦の多くが、遺産の分け方ひとつで、相続税が２倍違ってきます。

これは、ご夫婦の相続を一つとして考え、二次相続を視野に入れた場合の話です。

例えば、父が亡くなったとします。

父の遺産を母と子供たちが相続することを一次相続。

その後、母が亡くなり、母の遺産を子供たちが相続するのを二次相続といいます。

つまり、夫婦の相続で

先の相続が「一次相続」、後が「二次相続」となります。

父の一次相続の時に「母がどれだけ財産を受け取るか？」

という「分け方」を変えるだけで

夫婦の相続税額の合計額（一次相続+二次相続）が大きく変わってきます。

なんと、最大で約２倍変わります！

見過ごすことは出来ない対策と言えますので

分け方を調整・検討していくことも相続対策のひとつになります。

４人家族で父の財産は１億円。

相続人は母と子供２人（母の固有の財産は０円）

このような事例で考えてみます。

先に父が亡くなり、父の相続が一次相続、母の相続が二次相続

一次相続と二次相続の相続税の合計額を計算すると・・・

相続税の最小値は、1次相続で母が父の財産を42％取得した場合で相続税の合計額は365万円。

相続税の最大値は、1次相続で母が父の財産を100％を取得した場合で相続税の合計額は770万円。

最小値と最大値の差は約405万円（770万円－365万円）となり、

相続税が２倍以上の差になっていることが分かります。

参考として、法定相続分で分けた場合の税額も載せておきます。

一次相続と二次相続で違うポイントは２つ

①基礎控除の額が変わる

②税率が変わる

この理由は、相続人の数が変る（減る）からです。

相続人の数が減ることにより基礎控除の額が減ります。

そして、法定相続分が変わることにより、財産の分け方が変わります。

その結果、相続税の税率が変わってきます。

これが、相続税が高くなる仕組みです。

配偶者の税額軽減（1億6,000万円又は法定相続分）までは相続税はかからないから・・・といった理由で、一次相続のときに「とりあえず母に全部渡す」という話をよく聞きます。

相続セミナーや本なにどにも節税対策として書いてあるのを見ます。

これ実は、夫婦の相続で考えたら、節税では無く「課税の繰り延べ」に近い状況です。

まずは、二次相続までを含めて考えた上で、分け方を決めることお勧めします。

必ずしも最小値になる分け方が正解ではありません。

お勧めしている訳でもありません。

財産構成によっては、渡せない場合もあります。

特に不動産は分けにくいので、数字の通りにするのは難しいです。

あくまでも、相続対策を考えるときに、おさえておくべき事のひとつ。

この配分の事実を、知りながら他の対策をやるのと、

知らなかったでは大きな違いになります。

思いや最優先すべきことなどもあります。

まずは、現状を把握すること。

一次相続と二次相続において、

どのくらいの相続税がかかるかを把握し、

税金は払えるのか？

その上で、どのように分けるか？

遺留分の問題は大丈夫か？などを考えていきましょう。

現在、期間限定で個別相談を無料で実施しております。

対象は、浜松市内に土地建物を所有されている不動産オーナー様になります。

二次相続まで含めて考えてみようと思われた方は、この機会にぜび、ご相談ください。

相続に関する問題点と課題を整理していきましょう。

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A. 可能です。このようなお話はご家族皆さまで行うことをお勧めします。

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A. 基本的に弊社事務所（佐鳴台）になります。

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A. 60分～90分程度を予定しています。