賃貸不動産の「収支計算」の中で、特に重要となってくるのが、今回お伝えする営業純利益。
NOIと呼ばれていて、ここで物件の実力が分かります。
キャッシュフローツリーの中で、一番おさえておくべき項目になります。
営業純利益(NOI)は、
物件が満室だった場合の想定賃料から空室リスクや運営費を差し引いてもの。
収入から、リスクと経費を引いたら実際にいくら残るか?
最初に入ってくるお金は「グロスの収入」
この、営業純利益(NOI)は、「ネットの収入」と言われることもあります。
収益不動産の利回りを計算するときは、
営業純利益(NOI)を用いて計算したほうが、より現実に近づきます。
物件の規模・種類・構造・地域・立地条件など、様々な要因が営業純利益(NOI)に影響を与えます。
例えば、同じ家賃収入の建物でも、
人気の地域かどうか、エレベーターの有無などによって、営業純利益(NOI)が変わってきます。
まずは、この営業純利益(NOI)を意識して収益物件の収支をみることを心掛けましょう。
では、どうやったら営業純利益(NOI)を増やす(改善)することが出来るか?
上の図を見ながら考えると理解しやすいと思います。
営業純利益(NOI)を改善するには、
このような対策を考えることが必要となります。
【収益不動産で大切なこと】
収益不動産は、出口を迎えて
ようやくその投資が良い投資だったのか、
マイナスだったのかといった結果が出ます。
購入する前はもちろん、運営中も出口を意識して計画していくことが大切です。
CPM®(米国公認不動産経営管理士)
(有)丸浜不動産
高山幸也
賃貸物件の空室、募集条件、物件条件、設備、管理、運営コストなど、賃貸経営にお悩みのオーナー様。
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